小学校受験では、季節を問う問題を出題する学校が多くあります。
 以前、投稿した記事「季節問題の狙いは情操の豊かさ」で、知識だけでは対応できないことを記載しましたが、改めてどのような勉強が必要なのかを書きます。

①季節とは、なんだろう?
 3月は春、7月は夏というように、月と季節を覚えているだけでは断片的で、季節問題には対応できません。季節には、植物(花、果実、野菜など)、生き物(昆虫など)、行事(お正月、ひな祭り、七夕、芋掘り、大晦日など)などが生活と関わっています。例えば、春の花には、チューリップ、さくら、すみれ、れんげそう、しろつめくさ、菜の花などがあります。子どもたちは、それぞれの季節の空や風、暖かさや寒さなどを、肌で感じながら、感性を伸ばしていきます。季節を問うことで、学校側は子どもの感性や情操の豊かさを知ろうと考えています。
②どんな課題が出題されるのか?
 ペーパーテストでは、同じ季節の仲間や間違っているものを探す、季節にあてはまる花を探すなどの問題が出題されます。
 面接では、好きな季節と理由、好きな季節で見られるもので好きなもの、季節に関わる話(例えば、大晦日)を聞いてからその季節と関係のある花を選ぶものなどが出題されています。このような問題は、単なる知識だけではなく、子どもがどのような経験をしてきたか、家庭でどのような関わりをしてきたかが大切になってきます。

 ジニアス Infant classでは、季節の行事などを取り入れた授業を行っています。インスタグラムでも、公開しておりますので、ご覧ください。